フリーランスITエンジニア:ChatGPTとデータサイエンティスト データサイエンス AI分析

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データサイエンティストは2000年代に入ってとても需要が高くなっている職業の一つでしょう。近年ChatGPTが台頭してきたことにより、データサイエンティストの将来を危惧する声も上がってきています。データサイエンティストは将来的に失業してしまうのでしょうか?

データサイエンティストとは?

データサイエンティストは近年出てきた職業なので、あまり知らない方も多いでしょう。データサイエンティストとは、統計学や数学の素養を活かしてデータ分析を行い、分析の結果を活かして事業内容や経営方針に対して助言を行ったりします。近年企業は大量のデータを蓄積できるようになったのですが、それらの大量データを分析して、事業内容へ活かしていくという活動がなかなかできていませんでしたが、データサイエンティストの登場によりこれが解決されていくと期待されています。

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ChatGPTとは?

ChatGPTの開発元はOpenAI社で、2015年12月に設立されました。会話の型でAIとやり取りできるだけでなく、テキストの要約や翻訳などの多彩な機能を備えており、AIに質問をすることで、AIが適切な解答を返してくれるというもの。これにより検索エンジンで疑問に対する回答を探す方がChatGPTに質問をすることで、大半の疑問が解決できるようになると言われています。もちろんChatGPTはプログラムコードなども自動生成が可能です。

ChatGPT

ChatGPTがデータサイエンティストの仕事を奪う?

ChatGPTの台頭により、データサイエンティストの仕事が奪われていくという見方があります。これは実際のところ、正しいのでしょうか?これはまずデータサイエンティストの仕事内容を知っておく必要があります。

データサイエンティストの仕事内容

データサイエンティストの仕事内容を洗い出してみると、プログラマーのように単純にコードを作って動かすというものではないことがよくわかります。データサイエンスとは統計学の仕事を指し、知識を活かしながら、プロンプト、プログラムコードを書いて、機械学習などをAIに指示します。学習したAIにより実行作成されたサービスを顧客に提供します。

経営課題の把握と立案

データサイエンティストの仕事内容としては、データ収集・加工・分析をするだけではありません。そもそも経営における課題やデータなどを洗い出して、そのデータの内容から仮説を立てることから始まります。この仮説の立て方や見方次第で行うデータ分析の内容が根本的に変わります。

データ分析

データサイエンティストは仮説を立てて、これが実証できるかどうか、実際に統計手法を使って分析を行います。分析のもとになるデータをさまざまなシステムから収集できるような環境づくりも仕事のひとつです。Hadoop・MySQL・NoSQLを用いたデータベース構築・運用などが挙げられます。そして環境が出来上がれば、R、Python、SASなどを使って分析を行います。

仮説検証と提言

分析結果をもとに、最初に立てた仮説を検証します。検証を行った後は、経営者に対して提言を行うことになります。専門家として、市場の最新情報を把握し、問題を可視化し、評価をして具体策を考えます。業務効率化、改善するための策を提供します。

ChatGPTはデータサイエンティストの仕事の一部

以上のようにChatGPTはデータサイエンティストの仕事の一部にはなれるでしょうが、すべての仕事を奪うことは難しいと言われています.理由としては、特に仮説を立てるところや立案と言った面では、多角的な見方が必要になるということと、思考能力が問われるからです。このような考えるという部分はChatGPTがとても苦手にする面になるでしょう。統計学に絶対的な解がないため、ChatGPTで全自動処理をすることは難しいと言われているのです。基礎の開発はGPTがやっても重要な改善策を考えるのはサイエンティストです。

ChatGPTは仕事をするためのツール

Twitterなどを見ていると、データサイエンティストの方はChatGPTが仕事におけるツールと解釈している方が多いことが良くわかります。データ分析という部分においては、自動化され、仕事の簡略化に貢献することになるでしょう。ただし時間短縮にはなってもすべての役目を奪うことは難しいです。

データサイエンティストのなかでもただ単純にデータ分析しかしていない方は、失業するリスクがあります。データサイエンティストの仕事は上記でも挙げたように仮説を立てたり、提案をしたりすることも仕事になりますので、この部分もできるようにしておくことが好ましいです。

ChatGPTが自動生成してくれるというのはとても大きいのですが、その一方でまだミスが多いという指摘も多いです。まだまだ発展途上で、プログラミングコードをそのままコピペできるレベルではないことがわかるでしょう。

データサイエンティストの将来と身につけるべきスキル

データサイエンティストは将来的にも生き残ることが可能な職業になるでしょう。AIが自我を持つようになれば、データサイエンティストは淘汰されることになるでしょうが、もしそうなれば人間自体も淘汰される未来になるでしょう。まるでターミネーターの世界のようになるかもしれません。しかしそうでない限りはデータサイエンティストは安泰でしょう。

プログラミングスキル

ChatGPTが自動でコードを生成してくれるといっても、そのコードがそのまま使えるレベルではありません。改変や修正が必要になるレベルです。そのため、データサイエンティストはプログラミングスキルが必要です。ChatGPTに対して指令を出せるような管理役のような役目になる必要があります。

統計学と数学の素養

ChatGPTが発展したとしても、どのような分析手法がいいのか、適切なのかを考えるのは人間の役目になるでしょう。そしてどのようなプログラミングが必要になるのかを考えるのも人間です。統計学と数学の素養はデータサイエンティストになるにおいて絶対に必要なものになります。

データベースの素養

データサイエンティストはデータベース操作も必要になります。大量データの中から加工したり、抽出する作業が必要になるからです。かりにChatGPTへ命令するにしても、どのような命令を出すか考える必要もありSQLやOracleなどのデータベースの素養は絶対に必要になります。

フリーランスでデータサイエンティストの仕事探し

データサイエンティストは仕事量がとても少ないです。もしフリーランスでデータサイエンティストになりたいと考えている方はフリーランスエージェントにできるだけ多く登録してみることをお勧めします。仕事量がそれほど多くない職種になるため、多数のエージェントに登録すれば仕事が途切れることはないでしょう。単価も高い職業になるため、どれくらいの仕事を紹介してもらえるかが最大のポイントになるでしょう。

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