自分の請けたい案件を自由に選べるということがフリーランスのメリットです。しかし案件というのは契約期間がある程度決まっています。この契約期間は自分がどうしたいかによってかなり重要になってくるので大事です。
フリーランス専門エージェント登録のお勧め
すでにフリーランスをやっている方、もしくはこれからフリーランスになりたいと思っている方はフリーランス専用のエージェントに登録することをお勧めいたします。フリーランス専用のエージェントはあなたに代わって営業を代行してくれます。マージン料が10%程度かかってしまうのですが、営業する手間を省くことができるからです。そして複数のエージェントに登録することで、多数の案件から仕事を選べるようになります。
案件選びで全てが決まる
フリーランスになり、エージェントに登録すると、実際に仕事情報をもらうことができるのですが、案件選びですべてが決まります。自分のやりたくもない仕事をしてしまうと、あとでとても後悔してしまうことが多いです。さらに案件選びでは以下のような点も加味しておかなければなりません。フリーランスエンジニアの案件選びは非常に重要で安易に決めてはいけません。
短期と長期がある
システムのプロジェクトには期間がある程度決まっています。短期間だけあるエンジニアを募集しているケースもあれば、数年単位で長期で就業してくれる人を探しているプロジェクトもあるのです。フリーランスとして働く場合はこの短期か、長期かをよく考えてから応募していかなければなりません。
途中でやめることは無理
一度案件に採用されて、実際に作業を始めたものの、あまり自分に合ってないと感じても途中でやめることが難しいです。会社員のように誰かが引き継いでくれるようなワークスタイルではありません。契約は3か月更新になることが多く、辞める場合は3か月経過してようやく辞めることができます。
強引にやめた場合
強引に仕事から降りてしまったり、無断で仕事を辞めた場合はとてもリスクが高いです。一度投げ出してしまうと、実績や信用的にも傷がついてしまいます。そして仕事を紹介してくれたエージェント会社からは紹介が来なくなります。一度投げ出してしまうと、エージェント会社からも信用を失ってしまうため、リスクがとても高いのです。

契約期間の特徴
フリーランスのエージェントに紹介される案件は短期、長期がありますが、具体的にどのようなスパンになるのでしょうか。一般的には案件は半年から1年スパンで続くような長期の物がとても多いのですが、とても短い短期案件も少なからずあります。
短期 | 長期 | |
期間 | 0日~2ヶ月程度 | 1カ月~1年程度 |
案件内容 | 簡単で単純な作業 | 専門的な仕事 |
報酬 | 安い | 高い |
短期の仕事はその場を何とか終わらせればよいものが多く、仕事内容は簡単なテストや修正などがとても多いです。そして契約期間は長くても2か月程度で終わることが多いため、精神的にはとても楽なものが多いのですが、次のことを考えなければなりません。それに対して長期の仕事は専門的な仕事が多く、報酬も高くなりやすいです。そして契約期間は1年以上、場合によっては2年から3年にわたる場合もあり、3か月更新という形になります。
短期の場合
短期案件の場合は、お金の面で切羽詰まった状態にある場合や、とりあえず合間で働くという感覚で仕事をした方が良いです。短期案件はすぐに終わってしまうため次のことを考えておかなければなりません。そのため、数か月先からスタートできる仕事をすぐに探し始めておく必要があります。仕事をしながら仕事探しをするという面倒な点があるので、できるだけフリーランスのエージェントに営業を投げてしまいましょう。
長期の場合
長期の仕事の場合は、専門的な仕事が多く、長期間にわたることからスキルアップにもつながる仕事に関与できる可能性があります。そのため長期の仕事の場合は、自分のやりたい仕事、もしくはスキルアップが見込める仕事を選ぶようにしましょう。契約は3か月更新になり、自動で更新されていきます。長期の場合は安定して働けるため、ゆっくり腰を落ち着かせて働けますが、変に妥協して仕事を始めてしまうと、途中で投げ出すのが難しいことと、強引にやめてしまうと信用に傷がついてしまい、今後仕事の紹介を受けられないリスクが発生します。

契約を打ち切られるケース
実はクライアント側から契約を打ち切られてしまうケースがあります。これは短期案件では起こりにくいですが、長期の仕事の場合はありえることです。
スキル不足
明らかにスキル面で現場の足を引っ張ってしまっている場合、契約更新のタイミングで、更新をクライアントが拒否することが多いです。これはあなたのスキルがクライアントの想定したものとはあまりにもかけ離れたレベルにある場合が多いです。この場合の打ち切りは契約更新1か月前にわかることが多いです。
フリーランス側の問題
フリーランス側の問題で契約が打ち切りになるケースもあります。これは欠勤ばかりで仕事が進まないケースや、プロジェクト内の仲間に対していじめや嫌がらせをしているようなケース、さらには家族の介護などの世話などが発生して業務続行が難しくなったケースなどもあります。これらの場合は、契約打ち切りの前に話し合いを行うことが多いです。
予算不足
例外的なケースかもしれませんが、予算不足で人員を減らす必要性に迫られることがあります。こればかりはエンジニアもどうしようもなく、クライアントの決定次第になってしまうため、どうにもなりません。これも契約更新1か月前にわかることが多いです。
ブランク期間を作らない方法
ITの仕事と言うのはどうしてもプロジェクトの期間が決まっています。そのため、仕事の合間と言うのはブランク期間が出てしまう傾向にあります。その際ブランク期間を作らない工夫が必要です。
契約期間を確認
まずは自分の業務委託契約書を確認しましょう。契約期間がいつまでになっているのか、更新があるのかどうかをまず見る必要があります。更新しない可能性が考えられる場合は、裏で仕事探しを始めることが重要です。フリーランスエージェントに複数登録をしていけばたくさん仕事紹介がされますので、ブランクを作らずに済みます。
プロジェクト期間を確認
いま関わっているプロジェクトがいつまで稼働するのかと言うことも確認しておきましょう。プロジェクトマネージャーレベルであれば必ず知っていますので、聞いておきましょう。プロジェクトが終了すればこの仕事は必ず終わりますので、終わるまでに次の仕事探しをしておくことが望ましいです。フリーランスエージェントに複数登録をしていけばたくさん仕事紹介がされますので、ブランクを作らずに済みます。
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