フリーランスITエンジニア:住宅ローンは不利? リスクとデメリット

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フリーランスが住宅ローンを組むことは非常に難しいと言われています。しかしある程度の基準を満たせればそれほど厳しいわけでもありません。それよりも住宅ローンのリスクとデメリットも気にしたほうがいいでしょう。すべてを加味したうえで購入するかどうかを検討してください。

住宅ローンのリスク

不動産購入はここ最近詐欺事件がかなり巧妙化してきているため、騙されると大変なことになります。破産するリスクも考慮してください。

不動産会社と銀行の結託

不動産購入希望者に対して、裏で不動産会社と銀行が結託して無理やり審査を通過させるような事例が近年目立ってきています。そしてローン支払いができなくなった債務者を潰していくという悪質な例が絶えません。完全に騙された購入者は高い金利と払えないようなローンの返済をしなければならなくなり、詰んでしまうのです。

詐欺不動産会社

不動産会社が市場価格よりも明らかに高い値段で住宅を買わせたり、また、投資用住宅を住宅ローンを利用させたりする詐欺事件が横行しています。詐欺会社は住宅売却後、逃亡してしまい、騙された購入者は銀行から一括返済を請求されるケースが多発しています。最終的に責任を取らされるのは、購入者です。不動産会社は逃亡しているため、警察が動いても逮捕できないケースも多くあります。

ローン返済が難しければ一括返済

ローン返済が滞ってしまうと、一括返済を銀行側から請求されることになります。こうなると、住宅を購入しても売り払うしかなくなるのです。それでも一括返済できない場合は、自己破産になってきますので、リスクはとても高いです。これならばそもそも住宅なんて買わずに、賃貸で我慢したほうがマシという状況になります。

住宅ローンの審査のポイント

次に住宅を購入する際にローン審査が必ずあります。ローン審査を通過するためには以下のポイントがあります。

事業年数が複数年以上

フリーランスの場合は、1年目は特に厳しいです。そもそも事業が上手くいくという確証もない状態ではローン審査が通る可能性は低いです。フリーランスとして活動している期間が長いほど、社会的信用は高くなります。フリーランスとして間もない場合は、住宅ローンの申し込みができない可能性が高いでしょう。

安定した収入

金融機関は複数年に渡って所得が安定しているかを見ています。売上が高くても、節税などで所得が低い場合や赤字を計上した場合は、審査に通りにくくなります。フリーランスの方は所得が低くなりすぎず、黒字を計上するようにしましょう。

税金や借入金返済の滞納

税金滞納の記録があると、金融機関から返済能力がないとみなされやすく、審査はかなり高い確率で落ちます。税金に関しては、所得税の納税証明書を提出する必要があります。納税証明書があることで、所得税の滞納がないことの証明になります。

自己資金の有無

フリーランスの場合は自己資金がないとそもそも審査は通りません。自己資金が多ければ多いほど審査が通りやすくなってきます。

連帯保証人の有無

住宅ローンに申し込む時に会社員の場合は、連帯保証人を求められるケースはあまりないのですがフリーランスの場合は、年収に対して住宅ローンの申請金額が大きい場合に、連帯保証人を求められるケースがあります。連帯保証人が用意できない場合は審査に通らない可能性が高いです。

健康状態

フリーランスの場合は健康状態も見られることが多いです。健康状態が悪いと、収入が不安定になると判断されます。住宅ローンを申し込む時に、同時に団体信用生命保険に加入することになることが多いです。

住宅ローン控除

住宅ローンといえば住宅ローン控除があります。フリーランスでも一定の条件を満たせば、住宅ローン控除の適用になります。住宅ローン控除の適用ができるようになると所得税が控除になります。住宅ローン控除は税額そのものを減らせる税額控除になります。

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