フリーランスITエンジニア:日本ではなぜプログラマーの年収、レベル、地位が低い?

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日本のitエンジニアはプログラマーを筆頭に地位が低いと言われていますが、それはなぜか。企業による扱いが悪いのです。プログラマーは日本では比較的地位、レベル、さらに年収が低い傾向にあります。これは日本だけで見る傾向であり、アメリカやヨーロッパではそうではありません。ではなぜこのようなことになっているのでしょうか?

プログラマーの年収が低い理由

日本のプログラマーの平均年収は約422万円。これは先進国の中ではかなり低いとされています。企業の経営者が守銭奴化しており、労働者にお金が行きわたらないという問題が深刻化しています。webアプリなどで転職サイトに登録しても開発系の年収は以下のようなものが多いです。資格を取得をしても以下の年収が平均なのです。この程度の評価というのが問題です。

Source : 求人ボックス

しかし世界の先進国ではかなりエンジニアの給料はいいです。以下はドル換算になっていますが、1位のアメリカになると、日本円で1ドル=140円とすると、1500万くらいになるのです。日本人の何倍ももらっていることになります。2位以下のスイス、イスラエル、デンマークもかなりの高給です。

COUNTRYSALARY
1. United States$110,140
2. Switzerland$97,518
3. Israel$71,559
4. Denmark$63,680
5. Canada$61,680
6. Norway$57,013
7. Australia$55,640
8. United Kingdom$55,275
9. Germany$52,275
10. Sweden$50,437
Source : codesubmit

では日本のプログラマーの年収が低い理由は何かというと、多重派遣構造がかなり深く影響しています。以下の記事でも書きましたが、仲介料で儲ける搾取している会社が多すぎるのです。労働者本人がなぜか稼げない国、それが日本なのです。

プログラマーのレベル(技術力)が低い理由

次はプログラマーの技術力が世界でも低い方と言われていることにはそれなりの理由があります。最大の理由は上記でも説明した通り、多重請負構造になっているからです。まともな人ほどIT業界=ブラックという認識がしっかり浸透しており、IT業界へ行かなくなっています。優秀な人材が他の業界を選択するようになっているため、プログラマーのレベルアップができません。

給料も関係

さらにいえば、給料も関係しています。日本のITは構造的に違法で、労働者が存する仕組みになっていますから、優秀な人材は欧米に行ってしまいます。欧米で働いたほうが給料高いわけですから、わざわざ違法地帯である日本で働くメリットがありません。最近ニュースでもよく報道されています。採用サイトでもプログラマーは薄給。ビジネスの世界では活躍しても待遇改善されません。

プロジェクトでも地位が低い

開発プロジェクトのなかでもプログラマー=若手がやるものと言う印象を付けてしまっています。若手は給料、報酬が安いですから、相対的にプログラマーの地位が落ちます。理解のある経営者も少なく、日本のIT産業は没落するばかり。大手企業でもプログラマーの人材に投資しようという文化がありません。実力あるコードを書ける技術者が正当に評価されていません。

プログラマーの地位が低い理由

日本のプログラマーは欧米に比べて地位がとても低いと言われています。日本のプログラマーはシステムエンジニアの下の地位と認識されがちです。これには理由があります。日本のプログラマーの殆どは、大学で専門教育を受けていません。そのため専門の学校も出ていない文系プログラマーも多数いるのです。またIT業種の経営者もプログラミングはだれでも出来る簡単なことだと思い込んでいることも地位が低下している理由でしょう。

そしてこれに対して欧米の場合はそもそも理系の大学を出ていなければそもそもプログラマーに対しての応募資格すらありません。つまり理系大学を出ていなければプログラマーになることすらできない厳しい学歴社会になっているんです。この点は決定的な差を生んでいます。

技術力のあるプログラマー

技術力のあるプログラマーというのは就職をしない傾向になってきています。上記でも説明した通り、違法業界になってきているため、プログラマーも正社員を選択せず、フリーランスになる傾向が強まっています。フリーランスになる方が仕事も選択できますし、給料も変な会社に中抜きされませんから、とても有利な条件で働けます。自業自得とはいえ、自称ITの派遣会社は人材確保に苦しんでいるのが実態です。

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