フリーランスITエンジニア:中小ITはやめとけ 脱出方法、日本のIT企業の転職解説

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IT企業のなかでも中小ITの転職はやめとけと言われています。今回エンジニアの就職について辞めたほうがいい理由を解説します。ITフリーランスになる場合、大半の人が会社員時代を経てからフリーランスになるケースが9割以上を占めています。そしてフリーランスになっているエンジニアのほとんどは中小のIT企業に勤務していたケースばかりなのです。これはなぜなのでしょうか。

中小ITは離職率が高い、転職が多い理由とは?

フリーランスになっているエンジニアのほとんどは元ITの中小企業でブラック企業でサービスをしていた社員でしたので悪い面を見てきています。これはなぜかというと、劣悪な労働環境、きつすぎる仕事内容、安すぎる給料などを経験してきているから。なぜこのような劣悪な環境なのでしょうか?ITの中小企業の存在は全体の9割を占めているため、ほとんどのIT企業勤務のサラリーマンが該当するのです。エージェントなど活用して大手へ脱出できる可能性がある人は少ないですがとっくに辞めています。

偽装請負、多重派遣

中小ITの根本的問題は偽装請負、多重派遣です。これは違法行為で罰せられるべき問題なのですが、自民党もこの多重派遣構造を構築した政党で、かつ経営者側にしか目を向けないため、中小ITは野放しにされているのが実態です。なかには反社会的勢力がIT企業を名乗って、偽装請負、多重派遣をやっているケースもあります。中小企業は要員を派遣しているだけの会社で、支援の仕事を中心に要因にやらせます。専門の仕事とはいえ、新卒でITの中小企業へ行くと地獄を見ます。

給料が安い

偽装請負、多重派遣がメインになる中小ITにおいて、従業員の給料は極めて安いです。これはなぜかというと、以下のような構造になっているからです。

元請負会社⇒派遣会社A⇒派遣会社B⇒派遣会社C

このように多重派遣構造になっており、それぞれの派遣会社に発注する際に仲介料を抜かれていきます。最後の自分の所属している会社にはほとんどお金が残らない仕組みになっています。中小ITの特徴は仕事の難易度の高さに比べて給料が安すぎるのです。

派遣先を選べない

中小ITのほとんどは派遣会社です。しかもほとんどが弱小の会社なので営業も弱く、どうしようもない仕事が多いです。労働者側はどんな仕事でも会社の持ってきた仕事をしなければなりません。そのため、労働者の望んでいるようなキャリアにはなりません。気が付いたらテスターを何年もやっていた、なんてことはよくあります。そこで人の中には裏でマイナビなどのAGENTを使ってこっそりホワイト企業への内定を目指して転職活動をしています。

転職者が多い

中小ITのほとんどは転職していく方ばかり。離職率は30%はあるでしょう。中小企業の数は腐るほどありますが、人材を使い潰しているため、良い評価は皆無でブラック会社だらけです。高くサービス展開もできないので、大手とは違って通年で募集をかけてるのです。職種によっては年収も低く、対策も練らずに手当たり次第募集をしているがポイントです。それに対して大企業は技術力をもちろん問うので、スキルが身に付きます。

仕事がきつすぎる

中小ITは炎上案件ばかりです。特に弱小の会社ほど大きな炎上案件ばかり受注することになります。案件参画したスタート時点からヤバいことも多く、重要な役職であるプロジェクトマネージャーが逃げた案件などはよくあります。案件が炎上していると、火消しに追われてスキルアップもできなくなってしまうのでひたすらつらいだけになります。SEは悩みながら仕事をします。入社して自社の仕事すらする機会がありません。開発が請け負いしかなく、自社で事業を持っていません。

スキルが身につかない

中小ITは基本的に派遣会社ばかりで、担当として目先の仕事をこなすだけの仕事しかありません。取れる案件が限られて、一つのことしかできないケースがほとんど。さらには研修すらなくて、いきなり仕事させられるなどと言った事態が発生します。システム開発でこんな状況では実績は残せず、成長できません。このため、下請けでは自分が求めているようなスキルを職場で身につけることができず、機会を失い年月だけが経過するケースはよくあります。

客先常駐がやばい

中小ITは基本的に派遣会社ばかりで、客先常駐という名の派遣になります。客先常駐は業務以外で面倒なことが多く困ることばかりです。常駐している会社同士の縄張り争いがあったり、個人の裁量はほぼなし、さらには無茶振りしてくることも普通ですから、こんな環境で仕事をしている病みます。客先が変わるとルールも変わりますし、タイムカードのやり方などを一から覚えないといけなくて面倒です。ネガティブな要素しかありませんし、長時間労働になるのでイメージも最悪です。

残業が多い

中小ITは基本的に派遣会社ばかりで、炎上した案件も多いです。弱小企業ほどやばい仕事しか受注できないため、残業が多い傾向にあります。それも深夜残業や休日出勤も必要になるため、めちゃくちゃです。まともな労働者ほど見限って辞めていくでしょう。事実として職場の見極めも大事です。将来を考えて明確な結論を出す必要があります。中小企業は圧倒的に定着する社員がいません。離職していく人ばかりです。

できない仕事内容

中小ITの場合は実質派遣会社なので、独自の商流はないので横流ししかできません。仕事を受注する中で、一部では労働者の経歴を勝手に書き換える会社もあります。これは初心者や未経験者によくされがちなことで、できないものをあたかもできるかのように経歴書を会社によって勝手に変えられてしまうのです。これによって現場に入った後はできもしない仕事やらされることになります。

キャリア形成は不可

中小ITの場合は実質派遣会社なので、キャリアを望んだ形で構築することは100%不可能です。なぜなら派遣先の業務にすべて依存しますし、実際に派遣先に行っても全く違う仕事をさせられてしまうケースも良くあります。弱小の中小ITの労働者には拒否権もないような状況でただ目先の仕事を片付けるためだけに働かされているのです。

転職をして中小からすぐに脱出がおすすめ

以上のように中小企業は優良企業を除いて負の連鎖が続いているため、ホワイト企業は大手企業しかありません。転職で成功するにはフリーランスエージェントを使って独立するか、派遣をしていない会社へ行くことです。ホワイト企業は人気ランキングで上位なので、ブラック中小企業が出てくることはありません。webなどで応募して資格を取得しながらの活動がメインで転職しましょう。

サポート

転職エージェントではサポートが付きます。面接評価、企業、プロジェクト規模などの調査もしてくれます。就活などではSESやsierで失敗しても転職先にこれらを回避、選択しないことで、脱出ができますし、コンサルタントもサポートしてくれます。しっかり優良企業を見極めることができ、福利厚生もある会社を紹介してくれます。

面接対策

当たり前ですが採用においては転職エージェントは面接対策、履歴書、職務経歴書の添削などもしてくれます。年齢も20代、30代をメインに40代でも大手企業への転職を導いています。自身のキャリアアップ希望で応募も手伝ってくれます。豊富な求人からニーズに合った求人を紹介してくれます。強みとなるプログラミングスキルをアピールしましょう。

フリーランス

中小よりはフリーランスになってしまうこともお勧めです。ブラック会社の正社員は違法行為に加担している社員も多いので、リスクも多いです。フリーランスになってしまえば、変な会社の指示を聞かなくとも、活動することができます。以下の記事のフリーランスエージェントであれば、営業代行もしてくれます。人間関係のわずらわしさもありません。技術も磨けます。

中小企業への就職ははやめとけ

以上のようなこともあり、中小はリスクしかありません。労働者側は損ばかりしており、得をしているのは仲介料で儲かっている中抜きの搾取している会社だけ。これではまともなスキルアップも難しいでしょう。さらに低賃金で仕事内容もきついとなればやっていけるわけがありません。

もしある程度のスキルがすでにある場合、フリーランスエージェントに登録することをお勧めします。エージェント会社であれば中抜きされて報酬が少なくなることはないでしょう。また、仕事量もたくさんあるので、断る権利があなたにはあります。中小よりは少なくとも環境が改善されるでしょう。

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