ネットワークエンジニアはオワコン? 需要、将来性はある?最新版をまとめて解説します。ネットワークエンジニアはインフラのエンジニアに分類されており、比較的仕事量が安定している職業になります。ネットワークエンジニアはフリーランスとして独立することは可能なのでしょうか?そして、どれくらいの案件があるのでしょうか?
ネットワークエンジニアは本当にオワコンなのか?
「ネットワークエンジニアはオワコンか?」という話は、ネット上でよく議論されますが、結論から言うと “オワコンではないが、変化は大きい職種” です。理由を一覧で整理します。一般にはAIの影響が大きいです。現在これはデータやシステムの世界の全体で仕事を続けるさいはついてくる問題でしょう。選択肢としてAIの導入の可能性は高まっています。
1. なぜオワコンと言われるのか
AIの活用が進んでいる点である可能性が大きいです。実際のところ、自分がいた職場でもこの手の相談がよくありました。新しい進化により働く場所が減るところが増えるという危惧がありました。SEのサポートがいらず、不安が募る感じの方が多かったですが実際はどうか?
(1) 技術の自動化・クラウド化
- CiscoやJuniperなどのルータ・スイッチ管理は、自動化ツールやクラウドサービス(AWS、Azure、GCP)の登場で 従来の手作業設定が減少
- 「コマンド打って接続設定するだけ」の作業は今後ますます減る
(2) ネットワークの抽象化・仮想化
- SDN(Software Defined Network)や仮想ネットワークの普及で、物理機器の知識だけでは通用しなくなる
- 従来型のスイッチ/ルータ設定だけに特化していると市場価値が下がる
(3) 人材の供給過多
- 以前は「ネットワークエンジニア=専門職」で希少価値が高かった
- しかし、資格取得者や新人育成も進み、単純作業は市場競争が激化
2. まだ需要がある理由
興味や希望を持っているなら以下を読みましょう。働き口は実際にありますし、評価される傾向にある仕事・領域でもあります。大きな実績があればプロジェクトマネージャーなど一部の上のポジションもあります。
(1) クラウド/大規模ネットワーク構築には必須
- AWSやAzureでも、クラウドネットワーク設計やセキュリティ構成には 専門知識が必要
- データセンター運用、大規模企業ネットワーク、金融・通信系はまだ需要が高い
(2) セキュリティ・障害対応
- ネットワーク障害のトラブルシューティングやセキュリティ対応は自動化できない部分が多い
- 経験豊富なエンジニアはまだ重宝される
(3) 高度スキル・資格があれば市場価値は維持
- CCNP/CCIE、クラウドネットワーク資格など、専門スキルや実務経験がある人材はまだ高単価で需要あり
3. ネットワークエンジニアが生き残るための戦略
複数の戦略があります。採用がなくなる危険性はまだ低いです。継続して続けていく状況ではあるので、現状はAIなどの動向も見ながら技術者としてのスキルを活かして幅の広がりを見せていくことが大事。
- クラウド知識を身につける
- AWS VPC、Azure Virtual Network、GCP VPC などを扱えると市場価値アップ
- 自動化・スクリプトスキルを習得
- Python、Ansible、Terraform などでネットワーク設定・管理を自動化
- セキュリティ・障害対応能力を磨く
- SOC運用、ファイアウォール設定、ネットワーク監視の知識は需要あり
- 高単価案件・上流設計にシフト
- 単純作業から設計・構築・運用改善まで担当できるようになる
ネットワークエンジニアがオワコンと言われる理由
ネットワークエンジニアが「オワコン」と言われる理由は、大きく分けて 技術の変化・自動化・市場の変化 に起因します。具体的には以下の通りです。
1. 技術の自動化・クラウド化
- 従来のルーター・スイッチ設定は手作業が中心でしたが、今は クラウドサービス(AWS、Azure、GCP) や 自動化ツール(Ansible、Terraform、Pythonスクリプト) で多くの作業が自動化されるようになっています。
- その結果、単純な設定作業だけのネットワークエンジニアの需要が減少していると見られています。
2. ネットワーク仮想化(SDN)の普及
- SDN(Software Defined Network) や仮想ネットワークにより、物理機器の設定知識だけでは通用しなくなっています。
- ネットワーク構築・管理がソフトウェア中心になり、従来型の作業だけに特化しているエンジニアは価値が下がりやすい。
3. 人材の供給過多・競争激化
- ネットワーク資格(CCNA、CCNPなど)が広く普及し、経験の浅い人材でも参入しやすくなった
- 単純な運用作業は経験年数が浅くても対応可能なため、市場価値が下がりやすい
4. 単価の低下
- 単純作業中心の案件は単価が下がっており、給与やフリーランス報酬の伸びが鈍化
- これも「オワコン」と言われる背景の一つ
5. 求められるスキルが変化している
- 従来型のコマンド入力や機器設定だけでは通用せず、今は クラウド設計・自動化・セキュリティ・障害対応 などのスキルが求められる
- 変化に対応できない人は「価値が下がる=オワコン」と見られる

ネットワークエンジニアの魅力と将来性
ネットワークエンジニアは「オワコン」と言われることもありますが、魅力と将来性はまだ十分にある職種です。ここでは具体的に整理します。
1. ネットワークエンジニアの魅力
(1) インフラの要として重要な役割
- 企業のネットワークは業務の基盤であり、止まると業務が停止する
- そのため、トラブルシューティングや設計スキルがある人材は常に求められる
(2) 専門性が高く、キャリアを積むと高収入
- CCNP、CCIEなどの高度資格や実務経験があれば、給与や案件単価が高くなる
- フリーランスとしても高単価案件を狙いやすい
(3) セキュリティ・クラウド分野へキャリア拡張可能
- ネットワーク知識は クラウド設計・セキュリティ対策・自動化 にも応用可能
- キャリアの幅が広く、将来的にクラウドエンジニアやセキュリティエンジニアに移行しやすい
(4) トラブル対応のスキルは代替されにくい
- 障害発生時の対応力や設計経験は、ツールや自動化では代替できない
- 「現場力」が活きるため、即戦力として重宝される
2. ネットワークエンジニアの将来性
(1) クラウド・仮想ネットワーク需要の拡大
- AWS・Azure・GCPなどのクラウドが普及し、クラウドネットワーク設計・運用スキルが必須
- 物理ネットワークだけでなく、仮想環境での知識も求められる
(2) セキュリティ・監視業務の重要性増
- サイバー攻撃や情報漏洩のリスクが増加
- ネットワーク構築だけでなく、セキュリティ運用・監視・改善の需要が高まる
(3) 自動化・プログラミングのスキルで市場価値UP
- Python、Ansible、Terraformなどでネットワーク管理の自動化が進む
- 自動化スキルとネットワーク知識を組み合わせると、希少価値が高くなる
(4) 高度資格や上流工程経験者の需要は安定
- CCIEなどの上位資格保持者や、設計・構築の上流工程ができる人材は不足
- 単純作業だけでなく、高度なスキルを持つ人は将来性が非常に高い
未経験からネットワークエンジニアになるためのステップ
未経験からネットワークエンジニアになる場合、順序立ててスキルを積み上げることが重要です。単純に資格だけ取っても実務力は身につかないため、学習・実践・就職活動をセットで考えます。以下は具体的なステップです。
ステップ1:ネットワークの基礎知識を学ぶ
- TCP/IP、LAN/WAN、ルーティング、スイッチング、サブネット、VLANなどの基本概念
- 学習方法:
- 書籍:「いちばんやさしいネットワークの本」「ネットワーク超入門」など
- 無料オンライン教材(YouTube、Progate、ドットインストール)
- 目的:用語や基本動作を理解して、資格学習や実務に対応できる基盤を作る
ステップ2:資格取得で基礎知識を証明
- 初心者向け資格:
- CCNA(Cisco Certified Network Associate)
- LPIC-1(Linuxネットワーク基礎含む)
- CompTIA Network+
- 資格学習は体系的な知識習得の助けになり、就職時のアピール材料にもなる
ステップ3:実機や仮想環境で手を動かす
- Cisco Packet TracerやGNS3などのシミュレータでルーター・スイッチ設定の練習
- 自宅でラズパイや古いルータを使って小規模ネットワークを構築
- 目的:座学だけでなく、実務に近い操作スキルを身につける
ステップ4:クラウドや仮想ネットワークの知識を学ぶ
- 現場ではAWS、Azure、GCPなどクラウド利用が一般的
- VPC(Virtual Private Cloud)、サブネット設計、セキュリティグループの設定などを理解
- 目的:物理ネットワークだけでなくクラウド環境も扱えるエンジニアになる
ステップ5:ポートフォリオや実践経験を作る
- 自宅ラボや仮想環境で構築したネットワークの図解・構成例を作成
- OSSへの参加や、ハッカソン・模擬案件でチーム開発経験を積む
- 目的:就職・転職時に「実務で使える経験あり」と証明できる
ステップ6:就職・転職活動
- 応募先候補:
- ネットワーク運用・監視の企業(IT運用会社、データセンター、通信会社)
- 未経験者歓迎の研修制度がある企業
- 履歴書や面接で資格・自宅ラボ・クラウド知識をアピール

ネットワークエンジニアのキャリアパス
ネットワークエンジニアのキャリアパスは、技術力の深さや広さ、上流工程・クラウド・自動化スキルをどう伸ばすかによって大きく変わります。未経験から始めても、戦略的にキャリアを積めば年収・市場価値の向上が可能です。itインフラやネットワーク機器の問題を完全に解決できるスペシャリストか、むしろ全般を担えるゼネラリストになるか?本当に目指していける方向はいろいろあります。
1. 初級〜中級:運用・監視・構築担当
- 仕事内容:
- ルーター・スイッチの設定、ネットワーク監視、障害対応
- 小規模ネットワークの構築や保守
- 必要スキル:
- CCNAレベルのネットワーク知識
- 基本的なLinux操作、IPアドレス設計、VLAN設定
- キャリアのポイント:
- 基礎を固め、トラブル対応力を磨く
- 小規模構築経験を積むことで上流工程に進む足掛かり
2. 上級:設計・構築・自動化担当
- 仕事内容:
- 大規模ネットワーク設計、機器選定、構築計画
- ネットワーク自動化(Ansible・Terraform・Python)
- クラウド環境(AWS、Azure、GCP)でのネットワーク設計
- 必要スキル:
- CCNP / CCIEレベルの資格や実務経験
- クラウド・仮想化技術の理解
- 自動化・スクリプト作成能力
- キャリアのポイント:
- 単純作業から脱却し、設計・改善など付加価値の高い業務を担当
- 高単価案件やマネジメントへの道が開ける
3. 専門特化型キャリア
- セキュリティネットワーク:
- ファイアウォール、IDS/IPS、SOC運用
- ネットワーク+セキュリティの希少価値が高い
- クラウドネットワーク:
- クラウド環境のVPC設計、マルチクラウド管理
- クラウドエンジニアとの兼任で市場価値アップ
- 自動化/DevOps系:
- ネットワーク運用の自動化ツールやCI/CDパイプラインの管理
- これからのネットワーク運用で重要度が高まる
4. マネジメント・コンサル系
- 仕事内容:
- ネットワーク設計チームのリーダー、プロジェクトマネジメント
- ITコンサルタントとしてネットワーク戦略立案
- 必要スキル:
- 上流設計経験、顧客折衝力、プロジェクト管理能力
- キャリアのポイント:
- 技術+マネジメントスキルを組み合わせることで年収・市場価値が大幅アップ
5. フリーランス/独立
- 単価の高い案件や上流工程、クラウドネットワーク構築案件を獲得可能
- 高度資格+自動化・クラウドスキルがあると単価は大幅に上がる
- 成功するには営業力やポートフォリオ、コミュニティ参加も重要
ネットワークエンジニアに求められるスキル
ネットワークエンジニアに求められるスキルは、大きく分けて 基礎知識・実務スキル・応用スキル・周辺スキル の4つです。未経験から目指す場合は順序立てて習得することが重要です。やりがいやビジネスに挑戦する意識があれば難易度の高い仕事もこなせるようになるでしょう。
1. 基礎知識(必須)
- ネットワークの仕組み
- TCP/IP、LAN/WAN、OSI参照モデル
- IPアドレス、サブネット、ルーティング、VLAN
- プロトコルの理解
- HTTP/HTTPS、DNS、DHCP、SMTP、FTP など
- 機器・構成の知識
- ルーター、スイッチ、ファイアウォール、アクセスポイント
基礎が曖昧だと、応用スキルや実務対応で躓きやすい
2. 実務スキル
- ネットワーク構築・設定
- ルーターやスイッチの設定、VLAN設計、ルーティング設定
- トラブルシューティング
- ping/traceroute、Wiresharkによるパケット解析
- ネットワーク障害の原因特定と対策
- 運用・監視
- ネットワーク監視ツール(Zabbix、PRTGなど)の使用
- 障害対応手順書や運用マニュアルの作成
3. 応用・上位スキル
- クラウドネットワーク
- AWS VPC、Azure Virtual Network、GCP VPC
- クラウド環境でのネットワーク設計・構築
- ネットワーク自動化
- Python、Ansible、Terraform などで運用自動化
- セキュリティスキル
- ファイアウォール設定、VPN、IDS/IPS
- SOC運用・侵入検知・対策
4. 周辺スキル(キャリアアップに有利)
- 資格・証明書
- 初級:CCNA、CompTIA Network+、LPIC-1
- 中級:CCNP、CCIE
- クラウド関連:AWS Certified Solutions Architect、Azure Network Engineer
- コミュニケーション能力
- 障害対応時や設計提案で顧客・チームと円滑にやり取り
- 問題解決力・論理的思考
- ネットワーク障害の原因分析や設計改善に必須

ネットワークエンジニアの労働環境と課題
ネットワークエンジニアの労働環境は、企業や担当業務によって差がありますが、共通する特徴や課題があります。特に未経験者や転職を考えている人は、環境面と課題を理解しておくことが重要です。
1. 労働環境の特徴
(1) 勤務形態
- 正社員・契約社員:IT運用会社、通信会社、企業内ネットワーク部門など
- フリーランス:ネットワーク構築・設計、運用監視案件が中心
- シフト制・夜間対応:障害対応が必要な場合、夜間や休日対応も発生
(2) 労働時間
- 平均は9:00〜18:00の事務系勤務が多い
- ただし、障害発生時は残業や夜間対応が発生することもある
- プロジェクト納期直前は残業増加傾向
(3) リモートワークの可否
- 運用・監視はリモート可能な場合も多い
- 設計・構築・オンサイト対応は出社必須が多い
2. 労働環境上の課題
(1) 障害対応の負荷
- ネットワーク障害が発生すると、早朝・深夜でも対応が必要
- 単純作業よりストレスがかかりやすい
(2) スキルの陳腐化リスク
- 物理機器中心の運用スキルだけだと、クラウド化・自動化で市場価値が下がる
- 常に最新技術やクラウドスキルのキャッチアップが必要
(3) 単価・給与面の課題(フリーランス)
- 運用・監視案件は単価が低め
- 高単価案件は設計・上流工程やクラウドスキルが求められる
(4) マルチタスク・高負荷の業務
- 障害対応、運用、設計・構築を同時に担当することもあり、負荷が高い
- チーム運営・顧客対応の負担もある
(5) キャリアパスの不明瞭さ
- 単純運用だけだと年収・市場価値が頭打ち
- クラウド、セキュリティ、上流設計などスキル拡張が必須
3. 労働環境を改善するポイント
- 自動化スキルを習得
- Python、Ansible、Terraform などで運用・構築の負荷を軽減
- クラウド・仮想ネットワークの知識を身につける
- VPC設計やセキュリティ設定ができると市場価値アップ
- 障害対応の負荷を分散
- チームでのオンコール体制、手順書や自動化で負荷軽減
- キャリアプランを明確にする
- 運用→設計→クラウド/セキュリティ/マネジメントなど段階的にスキルアップ
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