フリーランスエンジニアは何歳まで働けるのか? 年齢の実態を紹介、解説

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フリーランスのエンジニアは何歳までの年齢まで働けるのか、年代の限界や制限、不安を記事で解説します。高齢になっても働くことは可能なのでしょうか?昔は35歳定年説がありましたが、日本人の高齢化は進んでおりますが、不老化も進んでいます。100年前の40歳と今の40歳では全く次元が違うのです。今後、高齢化してもフリーランスは生き残れるのでしょうか。

年齢制限がある案件

実はフリーランスで働く場合、プロジェクトによっては年齢制限がある場合があります。年齢が高くなると条件に合致しなくなり、応募できる案件の数が少なくなる可能性があるでしょう。こればかりは分野によって文化が全く違うため、その人のキャリア次第と言うことになってくるでしょう。案件の獲得まで目指すうえでは会社員の正社員よりも比較して有利になりやすいです。専門の技術があれば信頼されやすく実績の高い方は年齢が行ってもかなり得られます。実務に強みがありマネジメントなど求められても問題なくこなせる方に向いています。

企業のニーズはどうなのか?

企業のニーズとしては意外と50代以降のエンジニアでも受け入れているところは多いです。webのサービスで案件を見ても、結構年齢制限なしが多いのです。クライアントは必要経験によって人材を年齢で排除せず管理して活用しようという意図が見えてきます。豊富な案件があるため、シニア層でも豊富なサポートを受けながら仕事をすることが可能になっています。

ビジネスでの需要は拡大中

IT産業は色々な業界から受注して仕事をしているのでビジネス上の需要は急拡大しています。そのため50代でも十分チャンスはあります。単価、収入が高い仕事を探すことは以前よりも容易になってきています。不安がある方はまずフリーランスエージェントに登録して相談してみましょう。対応してもらえるか、学習がまだ必要なのかなど最新の詳細がわかります。

リモートワークも急増中

実際ソフトウェア産業は人材使い捨てのイメージが強く、事実ですが近年は残業時間も削減中。リモートワークも導入されており、業務がしっかりできる環境ができています。健康状態も安定しやすく、継続して働けるようになっています。クラウドソーシングなどで単価の安い仕事を探すよりはフリーランスエージェントで探したほうが良い環境を実現できるでしょう。以前よりは人間関係も良好です。

残業時間も削減

参考でいえば近年の業界は残業時間も削減中です。意欲のある方でも子育ても厳しい悪い状態でしたが、かなり労働環境が改善されました。趣味などに没頭できる時間もできるようになり、ベテランも雇用、労働環境が良くなったと言っていました。ネットワークやWebディレクターなどの分野も同様になっています。開発はまだブラックな環境も多くあります。フレームワークやプラットフォームなど勉強することも多いです。日々提供されるサービスに対してチームで常に解決する努力ができれば何とでもなります。

人手不足

フリーランスが増えている裏の背景として、日本のIT人材の不足が挙げられています。これは明らかに需要にたいして供給に追い付いていません。つまり、圧倒的な人手不足であり、昔は入場制限を35歳にしていたところも多いですが、それでは人材を確保できなくなり、年齢制限の上限を上げ続けているのです。いまでは40代や50代でもすぐに次の仕事が見つかるようになっています。人脈があると依頼も将来とてもきやすくなり生活が難しくなることはありません。習得する力さえあれば後からでもコンサルタントやマネージャーなど何でもやれるでしょう。

活躍している世代

フリーランスが活躍している世代はフリーランス白書によると、40代と50代になっています。フリーランスの内訳をみてみると、クリエイティブ系やエンジニア系は約3割となっています。そのためこのグラフはエンジニアに限定されたものではありませんので、全分野を合算して出したものになります。しかし日本人の平均年齢が40代後半であることを考えると、とても現実的な結果と言えるでしょう。

Source : フリーランス白書2021 (freelance-jp.org)

フリーランスのITエンジニアの年齢の限界

フリーランスのITエンジニアの年齢については色々な現場を個人的に見てきたので、こればかりは分野によるとしか言いようがありません。社会人になって、いきなりフリーランスのITエンジニアになる人は少数派。20代のフリーランスはそれほど多くはありませんが、30代以降になってくると増え始めます。早くフリーランスのITエンジニアになる人は、若くて20代半ばぐらい。それでは各業界において、どのような年齢構成になっているのか、体験談ベースで語ってみます。

スマートフォンアプリ開発

今時の開発と言えるでしょうが、スマートフォンはまだ登場して10年程度しか経過していない業界です。この世界はとても若い世代が多いです。20代から30代あたりの若年層が主力になっています。そのこともあり、若年世代でなければなかなか、この世界で仕事をすることは難しいかもしれません。全体の稼働や大切な会社とのコネや資格なども総合的に加味してさまざまなことも考えましょう。

組み込み開発

組み込み開発の分野はC言語でミドルウェア開発をすることが多いのですが、そもそもC言語自体がとても古い言語で、1900年代後半に生まれた言語です。このため、技術者がとても高齢者が多く、若くても40代、高齢だと60代のエンジニアもちらほらいました。重要な仕事に採用されて参画すると稼げるうえに数少ない技術も学べるので有利です。信頼関係を築いて役立ち、これを重ねることで中心となる人物になれますし、いくらでも仕事が来ます。

汎用機開発

汎用機と言えばCOBOLでしょう。今の若い子はそもそもCOBOL自体を知らないことが多いでしょう。この世界では高齢者ばかりになっています。ほとんどが50代から60代で構成されており、中堅世代すらあまり見ません。あまり途切れることがなくアピールし続ければ声は一定数が必ずかかります。60歳の個人でも体力がなくてもメンバーとして報酬をもらえるのでデメリットは少ないです。もちろん若手でも挑戦して稼ぐことも可能ですので選択肢に入るでしょう。

製薬業界、保険業界

これは開発の分野と言うより業界になりますが、製薬業界の場合はかなり高い比率でSASを使います。製薬業界はIT業界のように、年齢で人を差別する文化がなかったことから、高齢労働者に対してもとても寛容です。そのため若年層から高齢者まで様々な世代が従事しています。この傾向は保険業界でも同様でした。問題はハードルの高さ。理想が高すぎて担当には大きな役割を任せることが多く個人事業主に大きく負担を強いる仕事も多いです。そのため、少し事前の選考やチェックが厳しい傾向にあります。

まとめ

こうしてみると、IT業界の場合、人材を使い捨てにし過ぎた弊害が出ていると思っています。昔はIT業界はかなり劣悪な環境で終電まで働いたり、休日も出勤と言うのが当たり前のような文化になっていました。そして労働者は異業種へ脱出したり、外国へ逃げていきました。色々なしっぺ返しを業界が受けていると言う印象を持っています。それぐらい今のIT業界は昔と比べると空洞化が進んでいる気がします。今では日本のIT業界は後進国レベルと呼ばれるほどになっています。

このような背景があるため、需要が拡大しているにもかかわらず、人材の供給が追い付いていない状態なので、高齢エンジニアでも続けられるチャンスが十分あります。よほどのスキル不足でなければ、今後もやっていけると思います。

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